2004年10月12日
台風直撃の中
台風が首都圏を直撃した土曜日、僕は都内某所で行われたホームパーティで演奏していた。
当然の如くゲストのキャンセルが相次ぐ中、こじんまりとしたパーティとなった。
いっしょに演奏したドラマーの知人宅で行われるこのパーティ、僕が参加するのは2度目。
無論ホームパーティを開けるくらいの家なので、最初に伺ったときは驚きに満ちていたが、今回は、意外と落ち着いている自分がいた。
…人間の慣れって恐ろしいです。(汗
ホームパーティというと、会話を邪魔しないようなBGM演奏を頼まれるのかと思いきや、このパーティではフリーまがいのガンガンの演奏が歓迎される。とってもミュージシャンフレンドリーなパーティ。
…またガンガンな演奏が許されるような家、ということの証明でもあるのだが…。(笑
こういう演奏の機会が与えられる事は本当に幸せなことだ。
それも、いっしょに演奏したドラマーの人柄・「徳」によるところが大きいと思う。
毎回(…といっても僕が参加したのは2回目だが)、音楽(技術)的に「シロウト」であるお客様(パーティのゲスト)を相手に、僕らが音楽で何をしているのか、何を表現している(しようとしてる)のかを伝えるために、いろんな企画を考える。
前回は、「桃太郎」の物語に沿って、フリージャズを展開した。
ちょっと冗長になってしまった感はあったが、それなりに伝わったのではないかと思う。
今回はドラマーとその他のメンバーが、それぞれデュオで演奏していく、という形式をとった。
ベースとのデュオでは、シンバル一枚を叩いていた。
・・・そんなベースとシンバル一枚のデュオになったのには、ちょっとしたわけがあった。
それは先日参加した横濱プロムナードの時。
当日、空は晴れ渡り、とってもいい天気。
会場の外は海辺の公園が広がっている。
待ち時間の間、練習がてら、ストリートまがいに外で演奏することにした。
一応気を使って、シンバル一枚とデュオ演奏することにした。
外で演奏している。アンプも何も使っていない。純粋にアコースティック。
・・・それでも、演奏をとめられるのだ。
公園内での演奏が禁止、されているからだそうだ。
騒音になるような音量じゃないし、クレームが出たわけでもない。
ただ、「楽器」を「演奏」していることが、ルール違反であるからだ。
それがどんな音量で演奏されていようとも、ルールはルール、なのだ。
ルールに従う・・・それは自分の判断をしなくて良い、一番楽な判断方法。
「だってルールなのだから」
no exception.
別の理由があって、演奏を禁じているのかもしれないが、あまりにも理不尽で、あまりにも機械的な対応だった印象が強かった。
そんなエピソードを交えて、デュオで演奏した「Blue Monk」
セロニアス・モンクの曲だ。
シンプルな編成で演奏したのが、意外と好評だった。
音楽っていろんな可能性があるんだね。
やっぱりすごいよ、カオル君は。
そんな彼と演奏できる機会を多く持てて、つくづくラッキーだと思う。
…また次回もパーティ呼んでください。(笑
投稿者: koztet (2004年10月12日 01:28) | トラックバック台風は大丈夫だったんだね。よかった、よかった。
それにしてもバンドを入れてのホームパーティって・・・。
私にとっては映画やドラマの中の世界だなぁ。
いい演奏を沢山出来てるみたいだね。うちのダンナも最近はマメにスタジオに入って練習しているよ。ジャマイカに住んでた友達がドラムだからレゲエ+ロックをやってる。
全然関係ないけど、ダンナと一緒に演奏してるベースの人がみんな変わった人で、ベーシストは変人が多いっていうのが定説になりつつあるんだけど・・・。どふ?(笑)
コメントありがとう!
そうそう、台風のなか、楽器を運ぶのが一番大変だったよ。
そうだねぇ・・・わりと楽しい演奏を出来る機会が増えてきたかな。
ベーシスト・・・変人? う~ん…そうかも・・・(苦笑